もらってきたCDやDVDに入っているソフトで開く仕組みだから時間がかかるんだよ。
いまだに医療の現場ではDVDやCDに焼いて患者に渡している病院が多いのが現状です。
この時のファイルはDICOMファイルという形式のため、一般的なパソコンでは開けないことが多いです。
そのために必要なものがDICOMビューアーです。
一般的には患者の画像データと、このDICOMビューアーが一緒にCDに入っているので、読込みに時間がかかってしまいます。
紹介受診など、院内勤務でのデータのやり取りならなんとかなりますが、カンファレンスやコンサルト、学会発表などでDICOMデータを扱うこともあります。
医療従事者であれば、自分のパソコンに一つはDICOMビューアーを入れておくことをおすすめします。
おすすめの無料ソフトに「Horos」というソフトがあります。
以前はOsirixというソフトが非常に優秀でしたが、現在は有料版に移行してしまいました。
HorosはこのOsirixが無料だった頃の形式を参考に作成されたものです。
1.Horosのダウンロードとインストール
「Horos」で検索してHorosのホームページに行きます。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.26.55-1-600x230.jpg)
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.28.04-600x275.jpg)
中央はDonateで寄付のページに行くので、右上のDownloadボタンを押します。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.29.02-e1622103072461-600x440.jpg)
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.29.23-e1622103108711-600x361.jpg)
必要情報を入力します。
メールアドレス宛にダウンロードページが送られるので、メールアドレスは使用しているものを入力しましょう。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.29.27-600x301.jpg)
「ロボットではありません」を行います
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.29.44-e1622103150583-600x342.jpg)
この画面になったら、入力したアドレスにダウンロードページが送られているのでメールを開きます。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.30.47-600x359.jpg)
ダウンロードリンクが来ています。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.31.07-600x306.jpg)
記事記載している時点で、Macの新OSのBig Surfに対応しているベータ版が出ていました。
こちらでも問題はなさそうでしたが、Big Surfでなければ、安定しているlatest versionをダウンロードしましょう。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.55.24-450x306.jpg)
ダウンロードしたインストーラーを開いて、インストールします。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-8.55.40-450x439.jpg)
これでインストール完了です。
2.Horosを開く
HorosをApplicationから開くと以下のような画面になります。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-16.51.48-600x332.jpg)
DICOMデータの上位のフォルダをドラッグアンドドロップします。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-16.53.13-600x333.jpg)
上の上のフォルダをドラッグしても、Horosが中で解析して、シリーズごとに開いてくれるので便利です。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-16.53.31-600x471.jpg)
画像をコピーするか、リンクをコピーするか聞かれます。
Horosは画像シリーズがすべて入ったデータベースを作成し、そこにデータを保存します。(デフォルトでは書類かDocumentsのフォルダに作成)
大事な画像や、もとのDICOMを削除する時にはCopy Filesを選択します。
ただ画像がみたい時はCopy Linksでよいです。
すべてのDICOMデータをコピーしてしまうと重くなってしまう上、データはデータベースのフォーマットでコピーされるため、Horos内からでしか選んで削除ができません。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-16.53.54-1-1280x720.jpg)
ファイルが開き終わると右下のウィンドウにCT画像の1スライスが表示されます。
![](https://programming-surgeon.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-27-16.54.28-1280x720.jpg)
ウィンドウ下のカーソルでスライス位置をコントロールできます。
また、右下のplayボタンを押すと、自動でスライスが流れます。