やったことないなら絶対にオススメだね。
1台のパソコンでモニターを2台使用することをデュアルディスプレイ(デュアルモニター)といいます。
エンジニアの間ではもはや常識となっているデュアルディスプレイですが、病院内ではけっこう知らない人が多いです。
プログラミングの勉強は、どうしてもPCに打ち込んで勉強する必要があります。
一方で、参考にする材料もホームページだったり、pdfだったり、PCで見るものが多いです。
そのため、
PC画面がノートにも教科書にもなっている
わけです。
画面一つで勉強するのは、教科書とノートを重ねて受験勉強をするようなものです。
特にプログラミングやホームページのスクリプトを書く時に圧倒的に有利なので、やったことない人はぜひ試して見てください。
1.プログラミングでデュアルモニターが必須な理由
①写す勉強が多い
最初の段階でのプログラミング勉強は、人のスクリプトを写すに限ります。
手本のスクリプトを見ながら自分で記載していくことを
「写経(しゃきょう)」
とよびます。
意味のわかならい文章をうつすのは、まさにお経を写すのと一緒です。
プログラミングのコードも、
「import」や「install」のように
意味がわかるものもありますが、
「cd」, 「dpkg」, 「chdir」のように、コードからだけだと意味がわからないものも多いです。
当然、タイプミスも増えてきます。
ノートPCなど、モニター1つでホームページを見ながらスクリプトを書くと、
タイプミス(スペルミス)が一気に増えます。
そのため、写経スタイル(手本を見ながら書くスタイル)がとれるデュアルモニターが圧倒的に有利です。
私の場合は下のように使っています。
プログラミングはスペースやタブなどもエラーの原因となるので、これらの位置関係を理解するためにも自分で書いていくのは必須の勉強方法と言えます。
② ほとんどの教材が電子媒体になっている
最近はほとんどのプログラミング教科書はKindleや楽天Koboといった電子書籍で読めます。
また、プログラミングのオンラインスクールのDataCampのスライドはpdfでダウンロードできますし、
Progateのスクリプトもhtmlで参照できます。
これらをパソコンに入れ、デュアルモニターがあれば、すぐに写経スタイルで勉強することができるわけです。
③ 安いモニターでも十分な機能
こういったスクリプトの勉強にデュアルモニターを使用するのであれば、低価格のモニターで十分です。
私はMacのノートPCなので、type-Cコネクタ接続がついているものを使っています。
ちなみに、自宅と職場で使っているものは下のとおりです。
自宅
DELL P2419HC プロフェッショナルシリーズ 23.8インチUSB-Cモニタ
職場
243S9A/11 Philips(フィリップス) 23.8型ワイド 液晶ディスプレイ
USB type-Cコネクタをつなげて、画面を写せるだけでなく、充電もできます。
そのため、コネクタ一つでモニター映写と充電ができます。
Macノートだと、コネクタ2つなので、充電とモニターにとられるときついですよね。
また、モニター側にUSB-A(普通のUSBメモリのコネクタ)もついているので、コネクタのHubとしても使用できます。
昔はMacの正規のディスプレイ(サンダーボルトやLG)を使用してましたが、10万くらいします。
「高画質を追求する」
とかでなければこのスペックまでは必要ないと思います。
同じ予算があったら2台モニタつけてトリプルディスプレイにしますね。
HDMIのみのモニターであればもっと安いです。
2.タブレットをデュアルモニターにする(Yam-Air)
iPadなどのタブレットをデュアルモニターにすることができます。
喫茶店など、待ち時間に外で作業するときに、手軽にデュアルディスプレイの環境が作れるので便利です。
実は新しい型のiPadであればSidecarという機能をつかって、アプリなしでデュアルディスプレイを組めます。
Appleの参考ページ
↓
Sidecar で iPad を Mac の 2 台目のディスプレイとして使う
私は旧型のiPadのため、どうにもこの機能が使えませんでした。
そのため、Yamディスプレイ(490円)というアプリをインストールして使用しています。
PC側でYam Displayのアプリを立ち上げておきます。
タブレット側のYam Airを立ち上げます。
接続をおします。
タブレットがディスプレイモニターとして使用できるようになります。
非常に簡単に接続できますが、有料アプリです。
タブレットをデュアルディスプレイにできるYam-Air
「500円で小さいモニターが手に入ると思えば安いもんかな」
と思って購入しました。
3.電子書籍と紙媒体
プログラミングの本はどれも300ページを超えるものが多く、
「ページを開きっぱなしにしてPCで写し書きをする」
というのが困難です。
以前は大きめなブックスタンドを見つけて使用していましたが、
それでもページめくりなどが面倒です。
そういうわけで最近はほとんど電子書籍を利用しています。
私はKindleをPC,iPadにいれて使用していますが、
「文書検索ができないものがある」
ということは知っておいたほうが良いです。
たとえばKindleで購入する場合、Amazonサイトに
「この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。」
という記載があるものは検索できません。
この記載のある商品は加えて、
文中の線引き(ハイライト)の機能も使えません。
この欠点を考えると、場合によっては自炊(キンコーズなどで本を断裁してもらって自分でスキャン)してpdf検索をかけたられるようにするのもよいと思います。
最近は断裁も1度の持ち込みに対して「断裁量+手数料2000円」かかるようになりました。
まとめて持ち込んだほうがいいかもですね。
いずれにしても、今後は電子媒体で書籍を持ち運ぶ時代になりそうです。
最強のプログラミング勉強方法
= 電子書籍 + デュアルディスプレイ
ですね。